日比谷野外大音楽堂 2018
今更ですが。写真もないですが。野音の記録を。
親の仇か!しか言葉が浮かばないぐらいの大雨。
全く止む気配のない大雨。全く進まない入場列。
そんな中始まった6月23日の日比谷の野音。
始まると、大雨、気にならなくなるんですよ。
そしてコンタクトをしてもあまりよく見えない視力の私でも不思議なくらいステージ上が鮮明によく見えました。
【Wake Up】のかっこよさに度胆をぬかれて気づかなかったけど【Easy Go】で先生の声が。
何度か声が辛そうなコンサートを経験していますが今日のはソレとは全然違う。
雨だし先生大丈夫なのだろうか…と不安になるほど。
そんな中始まった【おはよう こんにちは】
もーもーもー!もの凄くカッコいい!ものすごい迫力!!
大好きなんです【おはよう こんにちは】ぐわんぐわん揺れて聴いてました。
ふと我に返り周りをみると、あれ?揺れないの?。。私、エピックおばさん?なんて不安になるほど揺れていました。うれしかった。
【浮き草】でグダグダな高校時代に戻ったり【上野の山】でそのままエレカシを聴き続けなかった事を後悔したり。【人間ってなんだ】では怖さを感じたり。。この怖さ、先生がトミのドラムを手で叩いてた!ヒリヒリした先生。気迫が凄い。
このあたりだったかな?先生が石くんに「なにその髪型。もっとオシャレしてよ。テンション下がる」って。。石くん慌てて七三に。で、ふとトミを見た時、偶然でしょうが七三ぎみになっていて。このバンドは七三じゃなきゃいけないのか?と思ってしまった。。
魚さんの素敵なアレンジとミヤジの強引なアレンジが混ざり合って。。という紹介で始まった【おれのともだち】、【星の砂】で両手を上げると周り近所に水しぶきが飛びまくり躊躇したりで、あ、雨降ってんだと実感。
【珍奇男】ガッツリ男椅子に座ってギターを弾く先生。初期か!ezか!初期の衝動が!!
もちろん今なんだけど、初期を体感できた気分にもなり最高の珍奇男でした。
珍奇男の最後あたりの先生、笑って泣いて笑って。。狂気でした。
私の日比谷の野音で聴きたい曲No.1【武蔵野】から【神様俺を】神様俺をのレゲエ感。でもなんか初期の感じもする。【いつもの顔で】【さよならパーティー】と続き、ずぶぬれのまま聴く【かけだす男】が最高すぎた!こんな経験ない!かけだす男の世界に入り込めました。ずぶ濡れのまま【Destiny】【なぜだか、俺は禱ってゐた。】【ズレてる方がいい】【オレを生きる】【RAINBOW】で一部終了。
一部後半は「敗北と死に至る道が生活」なんだという事をしみじみ感じました。
日常。諸行無常。だから好きなんだな。
間髪入れずに二部開始。二部からはレインコートのフードかぶらなくて大丈夫だったような。
【今宵の月のように】【笑顔の未来へ】【友達がいるのさ】【シグナル】【悲しみの果て】もう声が。。でも全力で歌う先生。弱音はかない。真剣勝負。
【歩いてゆく】ものすごくよかった。ピタッとはまったかのような。先生は泣いていました。。
【月の夜】武蔵野と同様、日比谷の野音にいる事を感じる。この場にいれて嬉しい。
【旅立ちの朝】【男は行く】ハードロック!身が引き締まる。二部終了後のストーンズ風挨拶からのメンバーの笑顔がいつもいい。
アンコールの【星の降るような夜に】曲も明るいし雨上がりで気分も明るいし最高に楽しかった。そして【ファイティングマン】へ。
先生、泣いてた。あの状況でファイティングマンをやってくれたのがうれしかった。
お互いが「お前の力必要さ」状態だったあの状況で。と、勝手な解釈で感動して大雨から晴れの日比谷の野音が終わりました。
最後の投げキッスの「チュ」がマイクを通して聞こえてきて。緊張がほぐれました。
先生が集中してできたと言っていた。雨がそうさせたのか自分も信じられないくらいもの凄く集中して観ていました。だからいつもよりよく観えたのかもしれない。。
ただ終わった後にはグッタリ。真剣勝負の場にいたんだなぁと。
長く長く余韻が続く日比谷の野音でした。